コラム 第1回 | 2026年6月5日

稼働率68%→85%に3か月で改善した「最初の一手」とは

「何から手をつければいいかわからない」が一番危ない

デイサービスの経営改善を依頼されるとき、現場の責任者から必ずと言っていいほど聞く言葉があります。

「何とかしなければとは思っているんですが、何から手をつければいいかわからなくて……」

この状態が一番危険です。

焦りはある。でも動けない。その間にも利用者数は減り、売上は落ち続ける。気づいたときには手の打ちようがないところまで来ていた——そういう施設を、私はこれまで何度も見てきました。

最初にやることは「数字を正直に見る」こと

私が支援に入るとき、最初にやることは一つだけです。

現状の数字を、ありのままに見える化する。

売上の推移表を作り、コロナ前と今を比較します。他の事業部があれば、横並びで見てもらいます。「感覚」ではなく「データ」で現実を共有する。それだけです。

これが意外と、できていない施設が多いのです。

毎月の数字は見ている。でも「なぜ下がっているのか」「どこが一番問題なのか」という分析まで落とし込めていない。だから漠然とした不安だけが積み重なっていきます。

数字を見た瞬間にスイッチが入る

ある小規模デイサービスの支援に入ったとき、売上推移表と事業部間の比較表を作成してスタッフに提示しました。

数字で見せた瞬間、空気が変わりました。

「ここまで落ちていたとは思わなかった」 「このままだと本当にまずい」

それまで「なんとなくやばい」だったものが、「具体的にやばい」に変わる。この転換が、改善への本気のスイッチを入れます。

危機感は、感情ではなく数字から生まれます。

3か月で稼働率68%→85%になった理由

その施設での支援は3か月間でした。

最終的に稼働率は68%から85%まで回復し、月間売上は約17.8万円増、年間換算で213万円の改善となりました。

何か特別なことをしたわけではありません。

現状を数字で把握する → 目標を数値で設定する → 現場と一緒に一つずつ施策を実行する。

この流れを、ただ愚直に繰り返しただけです。

最初の一手は、難しいことでも特別なことでもありません。今月の数字を正直に見ること。それだけが、すべての改善の出発点です。

あなたの施設の数字、正直に見られていますか?

「うちも何とかしたいけど、どこから手をつければ……」

そう感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。

カルガモハックでは、初回60分の無料経営診断を実施しています。現在の数字を持ち寄っていただければ、どこに問題があるか、何から手をつけるべきかを一緒に整理します。

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